1: 名前

鬼姫(おにひめ)


2: 年齢

10歳


3: 性別




4: 種族







アースガルド大陸から遥か東の異国、「日本(ヒノモト)」に住む怪物。
「鬼のように強い」と言う言葉にあるように強いもの、恐ろしいものの代名詞である。
「夜叉」「羅刹」「餓鬼」「牛頭」「馬頭」などの総称であるほか「疫病」や「災厄」、「祟り」などの化身であるとされている。
鬼は元々鬼として生まれたものと人間が儀式や呪いなどで変化したものに大別される。
寿命や能力、外見は個体毎に様々。





5: 外見

腰辺りまで伸ばした新雪の様に白い髪と肌。
不思議な深みのあるアメジストの様な瞳をしている。
髪には粗末な黒い櫛を挿しているが他に装飾品の類は見当たらない。
身に着けている長着は帯を含めて白地で統一され、龍が描かれている。
可愛らしいと思うには充分なレベルの顔立ちをしているが顔には表情と言うものが全く無い。
足には素足に極々普通の草履を履いている。

身長:139cm
体重:28kg



6: 性格

冷淡で無表情、傍目には何を考えているのか全く分からない。
言いたいことは遠慮せずに言うタイプだが我侭は言わず物怖じもしない。
ただし口をついて出る発言は何か得体の知れないものを感じさせる。
米や和菓子、猫が好きで豆と騒がしいのが嫌い。
人付き合いが悪いのかと思えば愛想が悪いというわけではない。
密かに女王様気質。そして素晴らしいまでのドS。
最近の趣味はシェイドいぢめ。




7: 過去

アースガルド大陸から遥か東。
「日本(ヒノモト)」の国に伝わるお話です。

戦乱に巻き込まれ、落ち延びた公家の姫とその一行が辺境の村に辿り着きました。
村は姫の一行を歓迎し、やがてその村で生活を始めました。
数年後、姫は村の若者と恋に落ち、姫は子供を授かりました。
周りはそれを祝福し、慎ましいながらも幸せな生活が始まろうとしていました。
ところが、それを快く思っていない者がいました。
その若者を長年想い続けていた占い師の家の女性でした。
片思いとは言え昔から思慕の情を向けていた男が他所から来た女に取られたのです。
面白いはずがありません。
そこで占い師は「姫の腹には鬼がいる。生まれれば災いを招く」とウソの予言を行いました。
これを真に受けた村の人たちは恐れ戦きました。


「姫の腹には鬼がいる。生まれれば災いを招く」


村の人たちは姫の腹の子をどうにか始末しようとします。
慌てた姫は言いました。


「このお腹の子は鬼などではありません」


村人は言います。


「占いの結果は鬼と出た。その子は」


「この子に何の咎もありません」


「哀れとは想うが諦めてくれ」


しかし、姫も若者も諦められませんでした。


「私はどうなっても構いません。でも、後生ですからこの子だけはどうか」


何とか必死に村人を説得しようとします。

しかし、村人も諦められませんでした。


「その子が生まれれば村が災いに見舞われるのです」


何とか2人を説得しようとします。


やがて、子が生まれるまでほんの数日となりました。
このままでは鬼が生まれてしまいます。
村人はついに決心しました。
夜中の内に若者を殺し、姫を捕えます。
捕えられた姫は翌日お腹の子諸共火に焼かれてることになりました。
そして当日、火刑台に括り付けられながら姫は思いました。


私達に何の罪があると言うのだろう


憎い憎い、この村の人達が憎い


嗚呼、私はどうなってもいいからせめて子のだけは助けて


姫はお腹の子供の助命を乞い続けました。
火に焼かれ、果ててゆく最期の時まで乞い続けました。


やがて姫が死ぬと村人達は消火し、後片付けを始めようとします。
しかし、驚くべき光景を目の当たりにしました。
焼け跡に1人の女の赤ん坊がいたのです。
赤ん坊には燃えたばかりで熱い中、泣きもせず叫びもせず、傷一つありませんでした。
村人達は直感で悟ります。
この赤ん坊は姫の子供なのだと。
ついに災いが生まれてしまい、その場で赤ん坊を殺そうとします。
しかし、殺そうと桑を振り上げた瞬間赤ん坊は黒い影に包まれて消えてしまいました。
村人達は呆気に取られます。

その時、またもや信じられないことが起きました。
完全に消えたと思われていた火が急激に勢いを増したのです。
それもただの火ではなく、青白い不気味な火でした。
焼け跡の中にいた村人達は火に焼かれてしまいました。
でも、青白い火はそれだけに留まらずあっという間に村全体に広がります。
家が焼けて田畑が焼けて男の人も女の人もお爺さんもお婆さんも男の子も女の子もみんな焼けました。


「姫の腹には鬼がいる。生まれれば災いを招く」


かくして予言は真実となりました。
青白い火は村全体を焼いてやがて消えました。

生き残った人々は言いました。


「これは姫の祟りだ」


村の人達は姫の為のお墓を作って供養しました。
姫の怒りもそれで収まったのか、あの青白い火は二度と現れませんでした。

姫のお墓は今も再建した村の墓場の奥にひっそりと立っています。


でも、火事が始まる前に消えた姫が生んだ女の赤ん坊。
彼女だけはどれだけ捜しても見つからなかったと言います。


鬼として生まれた彼女はあの後どうなったのか。
それは今でも分かっていません。


――――日本(ヒノモト)民話「鬼姫伝説」より




8: 職業

無し


9: 口調

幼さと不気味さを同時に感じさせる口調。


・「……まねきねこさん」
・「騒がしいよ。大人しくしないと大人しくさせるよ」
・「怖くはないよ。何も感じないだけ、何も終わらないだけ」
・「みんなで石を積むんだよ。一重積んでは父の為…二重積んでは母の為…三重積んでは西を向き…四重積んでは……」
・「さようなら、今までのあなた。そしてはじめまして、新しいあなた」
・「う  し  ろ  の  し  ょ  う  め  ん  だ  ぁ  れ  ?」
・「た        た        り        だ        よ」


10: 一人称、二人称

<<一人称>>

わたし


<<二人称>>

あなた
きみ


<名前で呼ぶ場合>

基本的には呼び捨て


11: 好きなもの

因果応報

和菓子
狐面



12: 嫌いなもの

騒がしいこと



13: 好きな人

いない


14: パートナー

シェイド
夢幻
ツルギ=カーレンス
仮面(ペルソナ)


15: 属性

闇・炎


16: 苦手な属性

聖・光


17: 戦闘スタイル

体力、魔力、素早さがやや高く、腕力も成人男性並み。
「鬼火」と呼ばれる青白い炎を操っての近〜中距離戦を得意とする。
単純な攻撃力はさほど高くないが悪質な呪いの力が敵を苦しめる。
ただし「鬼火」は遠くまでは飛ばせないので遠距離の相手には分が悪い。




18: 精神力

恐ろしく冷淡。


19: 戦闘熟練度

未熟 ★★☆☆☆ 完成


20: 技や魔法

たゆとうおにび

身体に宿る負の情念、呪いの力を青白い炎、「鬼火」に変える。
「鬼火」は剥き出しの負の感情や呪いのエネルギーの塊。
触れると火傷するだけでなく幻覚、幻聴、精神状態の悪化をもたらす。
厄介なことに自然回復することはなく、除霊や浄化を行うまでは半永久的に犠牲者を苦しめ続ける。
勿論、鬼姫本人は「鬼火」の悪影響を一切受けない。



ゆらめくおにび

「鬼火」で薙ぎ払うように攻撃する接近戦向きの技。
射程距離は然程長くは無いが意外と威力があり、発生もかなり早い。
連発することもできるのでヘタに突っ込むとこの技での迎撃を受ける。



さまようおにび

その場を動かない「鬼火」の塊を空中に設置する。
「鬼火」の塊は攻撃を受けたり数分が経過すると消えてしまう。
相手の移動を邪魔するのに便利。
ちなみに同時に設置できる数に上限は無い。



おにごっこ

「鬼火」を3〜5個作り出して相手に放つ飛び道具攻撃。
単発の威力は低めだが飛ぶスピードが速く、狙った相手をかなり正確にホーミングする性質がある。
しかも複数纏めて飛んでくるので全部受けるとそこそこのダメージにはなる。
最大射程距離は約15m。



あおいゆうがとう

周囲に漂っている負の情念や呪いの波動などを自身の身体に吸い寄せる。
この負の情念や呪いの波動などが「鬼火」の元になる。




21: 特殊能力・特殊技能

<<特殊能力>>



鬼に特別な効果のある攻撃に弱い。



闇の眷属

闇の精霊の加護を強く受けている。
闇属性の精霊や幻獣の類との契約が容易になる。



闇属性強化

闇属性の技・魔法の性能が上昇。



闇属性耐性

闇属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が上昇。



炎属性強化

炎属性の技・魔法の性能が上昇。



炎属性耐性

炎属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が上昇。



聖属性弱化

聖属性の技・魔法の性能が低下。



聖属性弱点

聖属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が低下。



光属性弱化

光属性の技・魔法の性能が低下。



光属性弱点

光属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が低下。



鬼火無効

自身が作り出した鬼火の悪影響を一切受けない。



霊感

霊感が強い。



闇視

一切の光源を必要とせず物体を視覚的に捉える事が出来る。




<<特殊技能>>

特になし




22: 必殺技

かごめかごめ

やや大型の「鬼火」の塊が相手を包囲するカタチで7つ出現。
その後ほぼ同時に七つの「鬼火」が飛来して相手を焼き尽くして攻撃する。
殆どノーモーションで出現する上、出現してすぐに飛来する。
七つもあるので総合的な破壊力は高く、包囲して多方向から攻撃する為回避も防御もし難い。
唯一の逃げ場は真上だが下手に身動きの取り難い空中に逃げると追い討ちが待っているのは間違いない。
強力な技だが相手がある程度近くにいないと発動できない。



かみかくし

目標を恨む人々の怨念を凝縮して「鬼火」の塊にして、相手に放つ。
放たれた「鬼火」は相手を追尾、命中するとその圧倒的な怨念で相手を肉体ごと地獄に引きずり込んでしまう。
相手の魔法防御が高いと失敗し易いが相手が恨まれていれば恨まれているほど引きずり込む力は強くなる。
成功すれば文字通りこの世から消してしまうと言う非常に恐ろしい技。
肉体と魂を直接地獄へ引きずり込むので通常の生物のみならず、アンデッドや機械にも有効。
ただし誰かを殺したりと余程恨みを買うようなことをしていない限りは魔法防御の低いものでも地獄に引きずり込まれるようなことは無い。




23: 能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]
 
 体力:B+
 魔力:B
 腕力:C
 知力:C++
 素早さ:B
 命中:C+
(※Sは3つまで使用可能です。SSは1個までで、SSを使ったらSを使用するのは不可です。)


24: 武器やアイテム

初雪

真っ白な生地を用いた着物で「長着」に分類される。
耐炎耐爆仕様の特別な生地で作られており生半可な炎では焦げ目すら付かない。
それ以外攻撃に対しても比較的丈夫で刀剣でも簡単には断てない。
生地はどちらかと言えば薄めで軽くて動きやすくしてある。
その分衝撃はあまり緩和してくれないので過信は禁物。



25: その他

特に無し。