1： 名前
アルファ＝オメガバアル
2： 年齢
24歳
3： 性別
不定（自由に変化できる）
4： 種族
魔神龍
魔神龍
古の時代、魔王ベルフェゴル（注1）が悪魔と竜族を合成して作り出した種族。
軍事目的で作られた一種の生体兵器で高い戦闘能力を秘める。
寿命も通常の人間に比べると長く、約3倍の寿命を誇る。
種の保存の為に自身の性別を自在に変化させる能力を持つのも特徴。
現在では絶滅してしまっているが稀に先祖返りのような形で生まれることもある。
5： 外見、身長、体重
＜＜通常＞＞
背中まで伸ばした紅く長い髪と碧色の瞳。
顔立ちは比較的中性的に整っているが「美形」と呼ぶには僅かに不足。
双眸も整ってはいるがやや鋭く、好戦的な印象を与える。
両目の下には隈のように逆三角形の紅いペイントを描いている。
男性時の体型は筋肉が引き締まっており、女性時はそれが女性的な丸みを帯びた印象。
黒いノースリーブシャツの上に血の色を混ぜたような黒色のロングコートを羽織っている。
コートの左肩の部分にはスパイク付きの肩当て、左胸の部分にはドクロマーク。
普段はコートの両袖は肘の辺りまで捲し上げており、裾はやや痛んでいる。
両の手首にはスパイク付きのリストバンドを装着している。
下はやや黒味がかかった茶色の長ズボンをベルトで留め、更に実戦的なレザーブーツを履いている。
腰の辺りに「ミスリルソード」を、背中には身の丈以上ある大剣「ファーヴニル」をやや斜め向きに背負っている。
身長：176cm
体重：67kg
＜＜黙示録竜＞＞
黒味がかかった真紅の鱗と悪魔の如き翼を持つ五つ首のドラゴン。
それぞれの頭が持つ緑の双眸と牙、そしてやや大きい一本の角はあくまで鋭く、見る者に好戦的な印象を与える。
それは前後の両足に生え揃った爪も例外では無い。
身長：9m強
体重：????
6： 性格
短気で凶暴でやや無愛想、しかも好戦的。かと思えば気さくで陽気と言う二面性の持ち主。
自身の戦闘能力に絶対的な自信を持ち、「何があっても寿命以外では死なない」と心に決めている。
基本的には乱暴だが根は真面目でお人よし。
面倒事に巻き込まれると口では見捨てるようなことを言っておきながら後ろ髪引かれて結局助けたりする。
自分自身貧しい育ちなので辛い境遇の子供には弱い。
料理を作るのが趣味で様々な国の料理を知っており大食家。
酒にも強い方で仕事後の宴会等には必ず参加する。
年の割に純情な一面があり、エロネタが大の苦手ですぐに鼻血を噴き出して昏倒する。
その一方で貧しい子供時代を歩んだ為か意外にドライで現実主義な面もある。
過去に囚われている者が嫌いでそう言う相手には仲間であろうが容赦無く辛辣な言葉を浴びせる。
7： 過去
アースガルド大陸（注2）旧スクルド王国（注3）領の山間の村「バイキング」で生まれた。
家どころか村全体が貧しいので、毎日の狩猟や農耕で支えあって生活していた。
17歳になった頃、まとまった収入が必要になり傭兵になることを決意。
だが流石に17やそこらの小僧を加入させるギルドはそうそう無い。
途方にくれていたところをアルファの才能を見出したドレイク＝ウォルストンに拾われ、彼の傭兵団の一員となる。
その後は順調に戦果を揚げ、その勇猛果敢さから「狂気の火竜」の異名で知られるようになった。
ちなみに周りには明かしていないが収入の大部分は故郷の両親に仕送りをしている。
8： 職業
傭兵（傭兵団「ドレイク(注4)」所属）
傭兵
報酬を条件として軍務に服する者達。
大抵は何人か集まって傭兵団やギルドを形成して活動している。
9： 口調、口癖
かなり荒っぽい口調で敬語を使うことはまず無い。
結構ヒドイことを遠慮無く言うことも。
・「オレ様が「狂気の火竜」アルファ様だ。覚えときな」
・「ぶっ殺してやるぜェェェェェェェ!!!!!!!!!!」
・「ヒャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!」
・「はん、力はあるが戦い方がトーシローだぜ。んなの当たらねぇよ!!!」
・「のこのこ出てきたってことはぶち殺されるのは覚悟の上か？」
・「ゼフィス!!!マシンガンか何かでアイツの動き止めとけよ!!!!」
・「ラウルーッ!!!!戦闘中に敵の女ナンパしてんじゃねェェェェェ!!!!!!!」
・「俺の死因は老衰って決めてんだ…テメェ如きに殺られて堪るかよ!!!!」
・「何時までも自分の殻に閉じ篭って悲劇の主人公気取りか？クソが」
・「チ…危なっかしくて見てらんねーよ!!助太刀してやるから感謝しやがれ!!!!!!」
・「カレーは具をちょいと大きめにしとけよ…後で溶けるからな」
・「戦場ってのは力がルールの殺し合いの場だぜ？弱いヤツが死んで強いヤツが生き残る！死ぬのが嫌なら戦場に来るんじゃねェ!!!!」
10： 一人称、二人称
＜＜一人称＞＞
俺
オレ
俺様
オレ様
＜＜二人称＞＞
テメェ
＜名前で呼ぶ場合＞
基本的に呼び捨て。
但し皮肉や軽口で「〜様」付けすることはある。
11： 好きなもの
海鮮料理
林檎
ビール
肉料理
戦場
12： 嫌いなもの
女々しい男
過去に囚われている者
エロネタ
不味い料理
13： 好きな人
いない
14： パートナー
ゼフィス＝メルキオール
ラウル＝ジャグリクス
ガゼル＝アグニス
リゲル
カタナ＝カーレンス
メフィストフェレス
ソーサ＝スピカ
15： 属性
炎・星
16： 苦手な属性
水
17： 戦闘スタイル
＜＜通常＞＞
自身の身の丈以上ある大剣「ファーヴニル」と火炎の能力を用いた接近戦がメイン。
戦い方は我流ゆえに荒削りな感があるが戦闘慣れしており隙は少ない。
リーチの長い武器だけに懐に潜られると不利そうだが足技も得意。
底無しかと疑いたくなる体力と生命力、重量級の武器を軽々と扱い大岩すら素手で砕く怪力の持ち主。
引き締まった肉体が発揮するスピードも平均以上で攻撃の命中精度も中々。
頭の回転も悪いわけでは無く、一寸した小細工程度なら仕掛ける頭もある。
接近戦では鬼神の様な強さを発揮するが遠距離攻撃に対する反撃手段に乏しく、魔法防御力も低い。
＜＜黙示録竜＞＞
巨体から繰り出される爪や強力なブレスで強引に敵を葬り去る。
どの技も攻撃範囲が広いので複数の敵を相手にする時に効果的。
強固な鱗は生半可な物理攻撃を受け付けない。
やはり魔法攻撃には弱いが炎属性の耐性だけは高い。
能力的には魔力が大幅に上昇しておりそれに比例し魔法の威力も上昇した。
動きは機敏ではないが翼で自在に飛行が可能。
変身時間が限られているのも欠点。
18： 精神力
常に死の臭いが付き纏う戦場を長く経験しており恐怖に対する抵抗力は強い。
逆境にも強く、最後まで生き残る事を諦めない。
19： 戦闘熟練度
未熟★★★★☆完成
20： 技や魔法
＜＜竜戦技＞＞
我流の剣術と格闘術、更に自身の能力をミックスした技の数々。
通常状態で使用する。
ファイアーブレス
全身の火炎エネルギーを喉の辺りに集中させ、それを一気に吐きつけて焼き払う。
単に放射するだけでなく火の玉状にして吐くなどバリエーションがある。
威力や射程はそこそこだがエネルギーの消費が殆ど無いので心配せずに使っていける。
ほぼチャージ無しで使えるので近距離戦での奇襲にも有効。
スモークブレス
少量の火炎エネルギーを喉の辺りに集中させ、黒煙にして吐きつける。
所謂「煙幕」で敵の視界を封じて牽制するのが主な使い道。
僅かなエネルギーで大量の煙を吐くことが可能。
複数の敵を煙に包めるが当然自分の視界も閉ざすので敵を見失う恐れもある。
ちなみにこれは子供の時に「ファイアーブレス」を失敗した時に思いついた技。
ノヴァドライブTYPE-1
炎を纏わせた剣や拳などによる一撃を放つ。
打撃と炎の二段構えにして攻撃力を高めるのが目的。
炎に弱い相手には特に効果的。
ノヴァドライブTYPE-2
剣や拳などに炎を纏わせ、勢いよく振りぬき、爆炎を飛ばして攻撃する。
爆風の射程は短いが範囲は広めなので複数の相手を纏めて攻撃出来る。
フェニックススパイク
全身から火炎エネルギーを一気に放出、自らを炎で包み込んで突進する技。
全身を包む炎は巨大な鳥の形を成しており、不死鳥を連想させることからこの技名がついた。
強烈な突進でダメージを与え、更に相手を爆発炎上させて追い撃ちをかける。
かなり攻撃力が高い上に突進スピードも速い強力な技。
突進中は緩やかではあるが曲線的な動きも可能。
生半可な飛び道具攻撃程度全身を包む火炎によって掻き消すことが出来る。
但し技の出始めと終わりに大きな隙があり、炎を纏うモーションもでかいのでバレバレ。
ソルエッジ
身を屈めて次の瞬間サマーソルトキックを叩き込む技。
剣を振り回した方が威力がありそうだがこの技は剣では対処しきれない至近距離まで近づいてきた相手の迎撃が主な用途。
技の出が非常に早いので囮の横薙ぎを繰り出して相手が屈んだりジャンプした所にこの技を叩き込んだりも可能。
攻撃力自体もかなりのものでキックとは言え、直撃すれば骨の1,2本が折れても不思議ではない。
技の後には隙が出来るので躱されると辛い。
メガトンキック
異常な筋力から繰り出される殺人キック。
苛烈の極みに達した一撃は岩を容易く打ち砕き、堅固な鎧をも粉砕する。
兎に角一撃の威力に特化した技で対象は1名に限定されるがその破壊力は恐怖の一言。
なお、一言で「蹴り」と言っても回し蹴りやハイキックなどバリエーションは様々。
使用前に足に力が集中するので動体視力と反射神経に優れた者なら察知できるかもしれない。
「ぶっ殺してやるぜェェェェ!!!!!!!!」
異常な殺気を相手に叩き付けて戦意を萎縮させる。
弱い相手ならこれだけで追い払えるが強い相手や機械系にはまず効かない。
勿論、直接的な攻撃力は皆無。
＜＜黙示竜＞＞
黙示録の竜の力を用いた技の数々。
広範囲を殲滅するような技もあり複数の敵を攻撃するのに適している。
ファイアーブレス
全身の火炎エネルギーを喉の辺りに集中させ、一気に吐き付けて焼き払う。
この状態のアルファが内包する火炎エネルギーは絶大な為破壊力は抜群。
エネルギー集中時は余剰エネルギーの放散により角が強く発光する。
もし角が折られた場合は余剰のエネルギーの放散が出来ずにブレスの威力を調節できず、アルファ自身もエネルギー暴走によりダメージを受ける。
最大射程距離は約40m以上。
ウインドストーム
翼に魔力を集中させ、大きく羽ばたくことによって強烈な突風を発生させ、相手を吹き飛ばす。
攻撃力もそこそこ高いが真の目的は吹き飛ばすことで相手の体勢を崩すこと。
崩してしまえばその隙を突いて火炎を放つなり爪で切り裂くなり好きに出来る。
翼を用いた技なので地上に降り立っている時でないと使えない。
使用前には翼を大きく開き、魔力の集中により淡く発光するので予測は容易。
21： 特殊能力・特殊技能
＜＜特殊能力＞＞
魔族
魔族に特別な効果のある攻撃に弱い。
竜族
竜族に特別な効果のある攻撃に弱い。
性別変化
自分の性別を何時でも自由に変更できる。
身体も声も変化するが身長や体重は変化しない。
但し胎内に胎児がいる場合などは変化できない。
炎の眷属
炎の精霊の加護を強く受けている。
炎属性の精霊や幻獣の類との契約が容易になる。
炎属性強化
炎属性の技・魔法の性能が上昇。
炎属性耐性
炎属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が上昇。
星属性強化
星属性の技・魔法の性能が上昇。
星属性耐性
星属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が上昇。
水属性弱化
水属性の技・魔法の性能が低下。
水属性弱点
水属性の技・魔法に対する防御力・抵抗力が低下。
肉の鎧
長い間戦場で生き、鍛え上げた肉体はそれ自体が防具となっている。
街で売っている安物の鎧より遥かに頑丈。
鋼の意志
「鋼」と称するに相応しい強靭な意志力。
平常状態であれば混乱・魅了・精神操作に対して非常に強い耐性を持つ。
＜＜特殊技能＞＞
足技得意
足を使った格闘攻撃を得意とする。
飛竜騎乗
飛竜を一通り乗りこなすことができる。
応急処置知識
包帯、人工呼吸などケガに対する応急処置が出来る。
医者の資格などを持っているわけでは無いので劇的な効果は見込めない。
料理知識
料理に関する様々な知識。
調理技術
料理に関する様々な技術。
火加減、調味料、包丁捌き、盛り付け…などなど。
目利き
食材の細かな良し悪しまで見抜く才能。
鮮度も小さなキズも見逃しません。
味覚
万人を唸らせる鋭い味覚。
料理に食材や使用している調味料等も見分けます。
22： 必殺技
＜＜通常＞＞
クリムゾンフレア
「ノヴァドライブTYPE-1」の強化版。
限界一杯まで剣や拳などに火炎エネルギーを凝縮、その状態で攻撃を放ち打撃に加えて猛火で相手を焼き尽くす大技。
火炎の威力は凄まじく、強固な鉄塊すら容易く融解させるほど。
維持しているだけでも大量のエネルギーを消費する。
反面破壊力は抜群なので使用価値は十分。
火炎に耐性の無い武器でこの技を使用した場合著しく劣化するので注意。
ストライクノヴァ
「ノヴァドライブTYPE-2」の強化版。
限界一杯まで剣や拳などに火炎エネルギーを凝縮、その状態で振りぬくことで猛火を真っ直ぐ放って軌道上全てを焼き尽くす。
威力はクリムゾンフレアに劣るがそれでも生半可な相手では骨も残らないほどの高威力。
離れた相手も攻撃出来るのでエネルギー消費さえ考えなければ使い勝手はいい。
黙示録竜ノ目覚メ
全身を紅蓮の炎が包んでその炎が急激に膨張、それはやがて黙示録の竜に変化する。
この姿がアルファの竜としての姿だが消耗が激しい為変身していられるのは約10分。
なおこの「竜」の身体はいわば「外殻」で「本体」とも言うべきアルファの身体を覆い尽くしている状態。
その為衣服が破れるなどと言ったことは起こらない。
但し「外殻」と言えども神経、五感諸々は共有しており外殻が傷つくと本体も傷つく。
制限時間を過ぎると強制的に変身が解ける。
また変身解除後は残り魔力がゼロになってしまう。
自分の意志で変身を解除する事も可能。
＜＜黙示竜＞＞
メルトキャノン
全身の火炎エネルギーを喉の辺りに集中させ、極太レーザー状にして放つ。
酷烈な威力を誇り、直撃を受ければ鋼鉄さえ容易く融解する。
無論常人が受ければ跡形もなく融解して死に至る。
ガードする程度では到底防げず、魔法障壁でも生半可なレベルなら容易く破壊する。
角で余剰エネルギーの放散を行って威力を調節している。
但し他のブレスとは使用するエネルギーが段違いなのでエネルギー暴走により受けるダメージは大きい。
正常に調節出来る状態であってもエネルギー消費が激しく連発は出来ない。
最大射程距離は約100m。
23： 能力（E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級)
＜＜通常＞＞
体力：S
魔力：C
腕力：S
知力：C+
素早さ：B+
器用さ：B
＜＜黙示竜＞＞
体力：S++
魔力：A+
腕力：S++
知力：C+
素早さ：C
器用さ：C
24： 武器やアイテム
ファーヴニル
「ドレイク」お抱えの鍛冶屋に製作して貰ったダマスクス製の大刀。
太さのある刃渡りは190cmはあり唾の無い柄を含めると全長は2mを超え、重量もかなりのもの。
比較的長い柄で片手でも両手でも使えるようにしている。
見かけに反して切れ味は鋭く、その重量とアルファ自身の腕力を活かして「叩き斬る」ことにより高い破壊力を生む。
この様な武器は得てして耐久力が難点であるが強固な魔法金属ダマスクスを素材に用いる事によってこの問題を解決している。
巨大故にバランスが悪いのが難点だがアルファは既に慣れており影響は全く無い。
製造の際に魔術を込めたことにより火炎に対する抵抗力を得ている。
その大きさのため持ち運びには不便で戦闘時以外はあまり持ち歩いていない。
ミスリルソード
約75cmの全長を持つミスリル製の剣。
何らかの理由でファーヴニルブレイドが使用できない状態に備えての予備の武器として持ち歩いている。
頑丈であるにも関わらず軽量なので非常に扱い易い。
この剣は魔術により火炎に対する抵抗力を得ている。
切れ味は平凡だがアルファは腕力でカバーして使う。
オルトロスコート
炎の魔獣オルトロスの鞣革を用いたコート。
火炎攻撃に対して圧倒的な防御力を持ち、耐熱温度は約4000℃。
魔獣の皮を用いているので物理防御力もそこそこで高い実用的な品。
ブルーポーション
服用した者の傷を中程度回復して活力も与える魔法のクスリ。
一般の店で販売している回復薬では高級品クラス。
その名の通り外見は青い液体。
アルファは常に3個携帯している。
25: その他
（注1）魔王ベルフェゴル
古の時代、悪魔達を率いて光の女神ラスタルと激戦を繰り広げた魔王。
彼自身優れた発明家で優れた兵器を次々と開発し女神の軍勢を苦しめた。
だが結果的には女神の軍勢に敗れ、アースガルド大陸の何処かに封印された言う。
異国の伝承では「怠惰」を司る悪魔だとされてる。
（注2）アースガルド大陸
アースガルドは南北に長い形をした大陸である。
古の時代に光の女神ラスタルと魔王ベルフェゴルがそれぞれ軍勢を率いて繰り広げた激戦の舞台であると言う伝承が残っている。
事実この大陸には「悪魔」の末裔であるとされる「魔族」が数多く暮らしている。
彼らは今日では人間と友好的に共存しているがかつての「女神に守られた人間に敗れた者達」と言う風潮が僅かだが残っている。
全体の面積は欧州全体くらいで「大陸」としてはそれ程大きくは無い。
大陸北部は冷帯に、中部以南は温帯に属している。
ただし砂漠・荒野が広がる大陸南西部だけは乾燥帯に属する。
（注3）スクルド王国
「ウルド」「スクルド」「ウェルダンディ」から成る「ノルン連合」の一つ。
派手さは無いが質実剛健を良しとし、竜騎士や剣士などの軍団で有名な国家。
山地が多いが、その山地は大陸で唯一飛竜が多数生息している貴重な場所でもある。
王国は飛竜の戦闘力と飛翔力に目を付け軍事用に調教してきた。
所属する兵士達は勇猛果敢にして礼節を重んじる。
また、開国の王が「日本（ヒノモト）」の武器、「刀」の達人であったことから刀を用いた剣術が非常に盛んで中でも「陌鬼流」は特に有名。
60年程前から政治腐敗が始まり、50年前の戦争の折に圧制に喘ぐ民衆が各地で武装蜂起し、内乱に陥る。
さらにその隙に乗じたラケシスの攻撃により混乱を鎮められぬまま滅亡した。
地理的にはスクルドとウェルダンディの間に位置し、ラケシスと面している。
気候は温暖湿潤で過ごし易いが北部には火山帯があり、度々小さい噴火をしている。
それだけに地震の被害も多い。
現在ではウルドとウェルダンディが共同で統治しているが国内の状態は最悪。
スラムと化している街が多く、多数の賊徒や魔物が徘徊している。
王都はオーディン。
(注4)ドレイク
元スクルド王国竜騎士隊長のドレイク＝ウォルストンが創設した傭兵団。
活動拠点はウェルダンディ王国だが依頼ならば多少離れた場所でも出向く。
現在アースガルド大陸では戦争が無いので要人護衛や魔物退治、賊掃討の任が主。
最近は若手を中心にアクの強いメンバーが集まっている。